米国以外での開催は初めてとなる、宇宙エレベーターに関する技術競技会を開催します。 この競技会では、バッテリー駆動による昇降機で、150m上空までベルトを昇るスピードと効率を競うほか、風や昇降機の動作がテザーにどのような影響を与えるかも計測します。
スローガンは " Climb me to the moon "
○日 時:
2009年8月8日(土)、9日(日) 06:00~17:00
・天候不良/強風時は翌週末に延期
・競技は各チーム1回45分、複数回トライする予定です
・延期を含む詳細スケジュールは8月5日(水)21時に
本協会HPにて発表します
○解説時間:午前10:00~11:00、午後14:00~15:00
・競技内容の説明や、質疑応答の時間を設定します
・基本的に午前と午後は同種の内容になりますが、競技の進行についての解説は内容が変わっていきます
○場 所:千葉県船橋市二和西1丁目2番 日本大学二和校地
(県立船橋二和高校向い)
新京成線二和向台駅からJSETEC会場までの徒歩マップはこちらです。
・東京よりJR総武線/東武野田線/新京成電鉄二和向台駅まで1時間、徒歩20分
・東京よりJR総武線船橋駅まで25分、北口より新京成バス③乗場から「船03鎌ケ谷大仏」乗車15分、バス停「二和道」下車徒歩10分
○主 催:JSEA宇宙エレベーター協会
〒105-0004 東京都港区新橋6丁目11番12号 HTビル3F info@jsea.jp
○共 催:日本大学
○協 賛:神奈川大学


○開催頻度の予定:
・対象技術分野を明確化/分類し、定性/定量的な条件を目標とする宇宙エレベーターに近づけながら、年1~2回程度の頻度にて継続予定です。
○宇宙エレベーター技術競技会とは:
宇宙エレベーターの実現のためには、多くの技術課題を解決しなけばなりません。また単に構築するための技術だけでなく、宇宙エレベーターを安全に運行に低コストで運営するためには、数々のノウハウを獲得していく必要があります。その多くの技術は、既存の産業技術を発展させることで獲得できます。またその課程では様々なスピンアウト技術が生み出されることも期待できます。
宇宙エレベーター協会(以下JSEA)では、本物の宇宙エレベーターの各種パラメーターをスケールダウンしたテザー※とクライマー※による、宇宙エレベーター競技会(以下競技会)を企画しました。競技会を通して、様々な課題への取り組みを促進していきたいと考えます。
※テザー とは遠心力と重力の釣り合いにより静止軌道と地球を結ぶベルト状のワイヤーです
※クライマーとはテザーを自力で上下する昇降機で、モーターと摩擦車を使った機構などが提案されています。
○競技会の3つの目的:
1.クライマー性能向上への技術手法の比較や検証を行う
・クライマーの開発に特定の目標=マイルストーンを提供します
・いまだスタンダードな構成というものが存在しない、クライマーのメカニズムやその制御について、様々なアプローチを比較できる場となります
・宇宙エレベーターに関連したアクションを望む方々が、実際に活動できる場となります
2.垂直なテザーという特殊なシステムの実験として
・風などの周囲の環境や、クライマーの運動が、テザーの挙動にどのような影響を与えるのか?競技の準備段階から様々なデータを収集します
・収集したデータは、テザーのダイナミクスについてのコンピュータシミュレーションの基礎データとして利用します
3.SEについての正しい知識の普及機会として
・実際にテザー上で昇降を行うクライマーは、宇宙エレベーターを理解するので、非常に判りやすい映像シーンを提供します
・準備段階から新聞/雑誌や、様々なメディアへの取材要請を行います(2008年11月の第1回日本宇宙エレベーター会議開催時とその後の報道件数は50件を越えています)
・競技中はバルーンからの画像を含め、様々なアングルからの動画を配信する予定です
○参加資格:
・競技要綱に則り、独自にクライマーを作成できる方であれば、誰でも参加できます
・安全管理/協議運営上、競技会当日には5名以上で構成するチームでの参加が要求される予定です
・その他詳細につきましては、随時発表されます
○今年の参加予定チーム:8チームがエントリー
・日本大学理工学部(2チーム)
・神奈川大学工学部(2チーム)
・名古屋大学工学部
・静岡大学工学部
・ミュンヘン工科大学
・チーム奥澤(個人)
○今後、どのような参加者の方々を想定しているか:
・宇宙技術や宇宙エレベーター技術に興味がある愛好家の方々
・高校/高専/大学/専門学校などの研究室/クラブ/サークルの方々
・関連する産業技術を持つメーカー/企業の皆さん
○競技会の構成と基本仕様:
・参加チームは各自独自にテザーを自力昇降するクライマーを製作します
・クライマーにより、上空150mまで上昇する速度、エネルギー効率と制御能力を競います
・テザーは合成繊維製ベルトで厚み1.5mm、幅は50mmです
・クライマーの重量は最大10kg、縦横高さ各最大1m以内です
・クライマーは直流12Vバッテリー駆動とします
・クライマーはバルーンまで昇った後は、安全な速度で下りてこなければなりません
・主催者、参加者ならびに関係者一同にとって、“安全”が最重要課題となります
・競技システム全体(テザー/クライマー)に様々なデータを記録するロガーやカメラを配置し、
多様な観点からクライマー性能を評価します
○競技会の実施方針:
・全く新しい分野、これまで組み合わされたことの無い分野の融合が必要です。そういった意味で、競技会は参加者により作り上げていくものと考えています
・参加チームは、5月より2週に1回程度のネットミーティングに参加していただきます。競技会の詳細仕様/実験としての計測などの詳細は、このミーティングにて調整します
・競技は、全体の99.9%以上が大気の外で稼動する実物のSEの基本モデルの構築を目指しますので、空気力学的な機構や、空気に対する浮力を利用する方法はペナルティ対象とします
・競技会会期中やその後に協会が実施する宇宙エレベーターに関する会議などのイベントにおいで、各チームのクライマーの展示/発表などをお願いします
○米国での同様な競技会について:
・米国ではNASAからの総額400万ドルの支援により
2005~2010年までの6年間、1~2年に一度の
ペースで同様な技術競技会が実施されています
・2010年には、サンフランシスコベイエリアで、大型
イベントとしての開催が予定されています
・米国やカナダ、ヨーロッパの大学や愛好家のチームが参加していて、ボーイング社などもスポンサーとなっています
・クライマーのメカニズムなどよりも、電磁波(可視光/赤外線レーザー/マイクロ波)を用いた外部からのエネルギー供給に重点が置かれています
・現在までのクライマーの性能記録は、2007年10月にカナダのサスカッチュワン大学のチームの高さ100mまでを平均1.8m/sで上昇したものです
・2009年には、高さ1kmのワイヤーを昇降する条件で開催されます
・協会の関係者は2007年の大会に参加しており、今回の競技会のルール/仕様のベースの1つとなっています
・同様な技術競技会の企画が、欧州でも始まっています
○協賛のお願い:
A.協会への賛助(賛助個人会員 1口年3万円、賛助法人会員 1口年15万円)
・競技会の実施を含む協会の宇宙エレベーター実現のための活動への賛助をお願いいたします
・協会は競技会のほかに国際会議やワークショップ、関連情報の流通と蓄積を行っています
・法人賛助をいただいた場合、協会関係者による賛助法人様内でのSEや競技会に関連する
講演会(3h)をご提供する予定です
B.競技会への賛助
・競技会の実施に必要な経費に対する賛助や、資材/技術の提供をお願いいたします
・競技会へ賛助をいただいた個人/法人様には、競技会当日に収集したテザーやクライマーの挙動についての計測データや映像データなどをご提供します
・競技会に関連するマスコミ露出における広告効果が期待できます
*一般の方のイベント当日の見学については、こちらをご覧ください。
*イベント当日の取材などについては、こちらからお問い合わせください。