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宇宙エレベーターにも関連する技術の話が聞ける!参加費無料

来る3月1日に開催される「第2回理工学研究所講演会」では、宇宙エレベーター実現に欠かせないと考えられているカーボンナノチューブや、宇宙ゴミ(スペースデブリ)の問題を解決するためのレーザー技術など、多くの新しいアイディアが紹介されます。是非ふるってご参加ください。


平成21年度 第2回理工学研究所講演会
講演会テーマ「宇宙進出のための新奇システムの開発」

 
日    時:平成22年3月1日(月)10:00~17:00
場    所:日本大学理工学部駿河台校舎1号館6階CSTホール
共 催:日本大学理工学部校友会  
対象者:教職員,学生,校友,学外者(どなたでも聴講いただけます)
受講料:無料(事前申込不要)懇親会のみ参加費1000円必要
連絡先:日本大学理工学部研究事務課
TEL:03-3259-0929
FAX:03-3293-5829


【プログラム】 司会:高橋努,青木義男(日本大学理工学部)
10:00-10:05 開会挨拶   日本大学理工学研究所長 澤口 孝志

10:05-10:10  講演会「宇宙進出のための新奇システムの開発」趣旨説明
  日本大学理工学部  高橋 努,青木義男

10:10-11:05  【招待講演】「カーボンナノチューブの高速成長とその長繊維化」
静岡大学工学部 井上 翼
概要:カーボンナノチューブ(CNT)は軽量でありながら引張り強度が大変高いため、軽量高強度材料として注目されています。我々が開発した垂直配向カーボンナノチューブ・アレイは、その一端から連続的にCNTウェブを紡績できる特徴があるため、容易にCNT100%のCNTファイバーを製造できます。当研究室おけるCNTファイバーの紡績・撚糸といった長繊維化技術と2009年NASA宇宙エレベータ・テザー強度競技に参加した様子を紹介いたします。 


11:05-12:00  【招待講演】「グラフェン開発の現状と極限材料応用の可能性について」
NTT物性科学基礎研究所主任研究員 永瀬 雅夫
概要:近年、炭素系の新材料として大いに注目を浴びているグラフェンの研究・開発動向についての紹介を行う。極限的な電子物性研究のプラットフォームとして他に類を見ない特性を示すのみならず、電荷移動度、熱伝導度、機械強度、安定性等々の多くの基本物性においても卓越した性能を有することが実証されつつあり、活発に研究・開発が行われている。講演ではその基礎物性から作製・評価法、さらにその応用可能性を概観する。

13:00-13:55  【招待講演】「全気相型沃素レーザー開発とスペースデブリ除去への応用について」
東海大学理学部 遠藤 雅守
概要:低軌道に数十万個存在すると言われる直径数十cm未満のスペースデブリが宇宙開発の脅威となっている.これらを軌道から除去する方法はまだ見つかっていないが,大出力レーザーを用いて地上から「打ち落とす」方法が有望視されている.しかし要求されるパワーが極めて大きいため実現は困難とされていた.講演では,最近我々が開発に成功した新しい化学レーザーを用いたスペースデブリ除去の可能性について述べる.

13:55-14:50  【招待講演】「宇宙環境トライボマテリアルの開発について(仮題)」
JAXA研究開発本部衛星構造・機構グループ 小原 新吾
概要:宇宙機器には多くの駆動機構が搭載されており、その一部が故障しただけで、打ち上げられた人工衛星が一瞬にしてスペースデブリと化してしまう。現在においても宇宙機器の潤滑技術が確実なものとなっておらず、超高真空中における機械機器のしゅう動面の摩擦制御があらゆる宇宙プロジェクトにおけるキーテクノロジーのひとつとして位置付けられている。本講演では極限宇宙環境における摩擦・摺動材の開発の現状と課題について説明する。

14:50-15:00 休 憩

15:00-15:30  宇宙プラットフォームからの宇宙観測と新奇推進システムの可能性
日本大学理工学部 高橋 努、浅井朋彦、根來 均、藤井紫麻見
概要: 運用が開始されたMAXI(全天X線監視装置) 現状を報告し,宇宙プラットフォームからの新奇宇宙観測の展望と核融合・プラズマ研究,特にコンパクトトーラスプラズマの生成・ 維持・制御技術をベースにした新奇宇宙システム開発の可能性を紹介する.

15:30-16:00  ファームフロート2015開発と宇宙往還機プラットフォームへの応用可能性について
  日本大学理工学部 増田光一、居駒知樹
概要:地球温暖化に伴う気候変動は様々な問題を発生させています。そのひとつであるミクロネシアの島々の海面上昇による水没の危機に対する対策としてファームフロートが考案され、キリバスなどの国々とのプロジェクトとして動き出しました。この講演では、メガフロート技術がミクロネシアの国々の「穏やかな未来社会構築」に貢献するためのグランドデザインと共に、宇宙エレベーターの地上プラットフォームとして機能を有するための要素技術について紹介する。

16:00-16:30 2大宇宙プロジェクト:太陽発電衛星と宇宙エレベーター

日本大学総合科学研究所/日本大学理工学部 藤井裕矩
概要:かつて、SFとしてしか見られなかった二つの巨大プロジェクトの実現性が研究者たちによって検討され始めている。一つは、一辺が数km総重量20,000 MTにおよぶ太陽電池を静止軌道にあげ、自然な太陽エネルギーから永続的に電力を得ようとする宇宙太陽発電衛星(SSPS)である。あとひとつは、下辺を地上に置いた、長さが100,000kmのテザー(ひも)を静止軌道上に設置し化石燃料を用いずに電気エネルギーによって宇宙に物質を運ぶ宇宙エレベーターである。太陽発電衛星はすでに政府の宇宙基本計画に盛り込まれ、宇宙エレベーターについては昨年日本宇宙エレベーター協会(JSEA)が創立され活動を開始している。これらを紹介し、合わせてこれらのプロジェクトの宇宙実証となる筆者が代表を務めている国際共同計画でもある観測ロケット実験についても紹介する。

16:30-17:00 プローブクライマー開発と宇宙往還機メカニズムへの応用可能性について
日本大学理工学部 青木義男、羽多野正俊
概要: 現在,本格的な情報化社会を迎え,非常時・災害時の通信インフラの確保や災害監視、沿岸監視、大気観測やリモートセンシングのインフラ整備のため高高度飛行体を使った滞空通信プラットフォームの必要性が高まってきている。プローブクライマーは、無人の滞空通信プラットフォームから垂下した軽量高強度テザーを昇降し、任意の高度で通信中継や定点環境計測・監視を行う機器である。このプロトタイプモデルによって実施した環境モニタリング実験結果と共に宇宙往還機開発の可能性について述べる。

17:20-19:00 懇親会
  日本大学理工学部1号館2階カフェテリア