本年度(2016)のSPECについて

2016 年 7 月 22 日

2016/07/22

本協会では、宇宙エレベーターに関連する技術の振興と、社会に対するアウトリーチの機会として、2009年よりバルーンを使って上空から地上をつないだテザー(ベルト、ロープ)を昇降するクライマーのイベント、宇宙エレベーターチャレンジ(SPEC)を毎年8月に実施してまいりました。

 

2005~2009年に米国でNASA後援のもとで行われていた同様な競技会を参考に、2009年に開始したチャレンジは、当初の高度150mのものから毎年高度を高くし続け、2013年には高度1,200mにまで到達、2014年度は1,250mに達しています。


しかし、これ以上の高度アップは、経済的にも航空法的にも困難なため、現在停滞状態ともいえる状況となっており、さまざまな可能性や検討を経た結果、今年は夏季のSPECは実施を見送ることとなりました。
また検討では、より高い高度への挑戦として、2017年9月より、米国ネバダ州のブラックロック砂漠にて高度3,000mの世界宇宙エレベーターチャレンジを実施していく方向で準備を進めることになり、現在スポンサー募集を始めとした企画調整が始まっています。


ただし、国内では現在もクライマーの開発を続けているチームが多くあることから、現在調整中となりますが、10月を目途に200m~程度の小規模な走行会のようなものを実施したいと考えております。こちらにつきましては詳細決まり次第発表したいと思います。

 

よろしくおねがいします。

SPEC | by 籏本祥二

ネットメディアResponseへの掲載

2016 年 6 月 4 日

 5月28日に開催した第8回宇宙エレベーター学会(JpSEC)の模様が、ネットメディアResponseに掲載されました。

 以前よりお世話になっております古庄さんの記事がResponseに掲載されました。
記事では、なるべく幅広い話題を企画されたJpSECのコンセプトを実際に取材していただき、非常にコンパクトにまとめていただいており、大変わかりやすい記事なっています。

■関連URL

レスポンス 「宇宙エレベーター」実現目指し8回目の学会、環境保護の視点も 2016年6月2日

メディア | by 吉田隆一
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