トムラウシ小中学校で宇宙エレベーター教室

2013 年 8 月 31 日

 全校生徒15名、最も近いJRの駅からも約40キロ、北海道の中心部、大雪山国立公園の中にある新得町立富村牛小中学校で宇宙エレベーター教室が開かれました。 小学生9人、中学生6人の在校生と先生方に向けた宇宙エレベーター教室は、2013年8月22日(木)の午前中に開催されました。

 同小中学校の体育館に集まってくれた生徒さんたちには、宇宙エレベーターの基本的な原理、宇宙エレベーターができると世界がどんな風になっていくのか?、宇宙エレベーターが実現する時代に生きていくみんなにお願いしたいことなどの内容をお伝えしました。

 小学生の皆さんを対象にした宇宙エレベーター講演/教室は今回が初めてでしたが、みな興味深そうに聞いてくれ、また終了後には先生方と「小学生にどのように興味を持ってもらうか」などについてのディスカッションもすることができました。

 宇宙エレベーターは今小学生や中学生が大きくなるころの世界のものです。是非これからも子供たちに宇宙エレベーターについての正しい知識と、その実現後に開かれる世界について思いを馳せてもらえる機会を作っていきたいと思います。

体育館に集まってくれた全校生徒の皆さん
宇宙エレベーターの原理について
座学が終わったら、クライマーの模型の昇降にも挑戦してもらいました
アウトリーチ活動 | by 吉田隆一

神奈川県での大学発・政策提案制度で宇宙エレベーターが採択されました

2013 年 8 月 31 日

 神奈川県と県内の大学による協働プロジェクトを推進するための施策「大学発・政策提案制度」についての公開コンペが、2013年8月19日(月)に実施され、本協会が技術支援を行うことを想定した提案が最優秀提案の一つとして採択されました。

 神奈川大学による提案「宇宙エレベーターの実験機製作を通じた、夢を持ちチャレンジ精神に溢れる人材づくりと地域産業との人材交流プロジェクト」は、2012年から、神奈川大学、県内の工業高校、JSEAの3者で試作を行ってきた全く新しい宇宙エレベータークライマーモデルであるSPIDER級の製作を通して、大学/地方自治体/企業/JSEAが連携してものづくり教育に取り組むもので、平成26年度、27年度の2年間を目途に実施される予定です。

 この政策提案は、宇宙エレベーターを題材とした人材育成、教育プログラムが地方自治体の政策に正式に盛り込まれた初めての事例となります。今後、宇宙エレベーターを実現していく世代に向けた様々な同種の活動が全国的に盛んになっていくことを期待させるものです!

アウトリーチ活動 | by 吉田隆一
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