神奈川県SPIDER本大会の結果発表
神奈川大学と神奈川県は県下の高校生による宇宙エレベータークライマーの製作と、そのクライマーによるレースを通した人材育成プログラムを実施しています。
その一環として、10月26日(日)に宇宙エレベータークライマーSPIDERのレースを開催し、本協会でその支援を行いました。
神奈川大学宇宙エレベータープロジェクトでは、平成25年度に神奈川県の大学発・政策提案制度の申請を行い、多数の応募大学の中から最優秀賞を受賞しました。この平成27年度まで継続する政策とは、「宇宙エレベーターの実験機製作を通じた、夢を持ちチャレンジ精神に溢れる人材づくりと地域産業との人材交流プロジェクト」というものです。
政策では、県内の高校生を中心としたチームに、JSEAで考案したラジコンカーキットをベースにしたSPIDERクライマーを製作してもらい、これを使ったレースに参加してもらいます。その過程で、「ものづくり」の楽しさや科学的興味の喚起とレースや発表会などで切磋琢磨される過程を通した人材の育成が進むという企画です。
6月から独自のクライマーの製作を開始した各チームは、7~9月の試走会などでクライマーに磨きをかけ、10月26日(日)に、本大会として、神奈川県立磯子工業高校で予選25m、本選100mの昇降に挑戦しました。
その結果、100mの高さまで24秒で上昇する三浦学苑のクライマーが登場するなど、参加した27チームにより製作されたクライマーは非常にレベルの高いものでした。
詳細については、神奈川大学宇宙エレベータープロジェクトのサイトに掲載されていますので、是非ご覧ください。