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3.エドワード博士の研究と海外の動向

 2000年にNASA:アメリカ航空宇宙局の依頼によりエドワード博士が、宇宙エレベータの実現可能性について始めての体系的な研究を行いました。その結果は「十分な軽さと強さを持つ材料が開発されれば、宇宙エレベータは建設可能である」という衝撃的なものでした。

  この結果を元に、アメリカでは宇宙エレベータの建設を目的とした会社(Liftport社)なども設立されています。またNASAは宇宙エレベータ建設に 必要な技術を民間により開発させるべく、2005年より宇宙エレベータ競技会に数十万ドル以上の賞金を提供しています。同じような動きはESA;欧州宇宙 機関でも始まっており、2008年からのヨーロッパ版宇宙エレベータ競技会の準備が始まっています。

エドワード博士の研究は、現在2冊の書籍にまとめられています。(2007年11月現在、英語版のみ)

・The Space Elevator: A Revolutionary Earth-To-Space Transportation System(2003/11)
・Leaving the Planet by Space Elevator Philip Ragan Bradley Edwards(2006/10)

「Elevator 2010; 2007 climber (Power Beam) competiton」競技の模様

初めての方へ──宇宙エレベーター早わかり1.前提知識2.宇宙エレベーター建設のための課題
3.エドワード博士の研究と海外の動向4.宇宙エレベーターが人類にもたらすもの5.宇宙エレベーターの建設プラン
6.宇宙エレベーターをどう捉えるか?補足:宇宙エレベーター主要年譜宇宙エレベーターQ&A集

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